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Vol36:世界各地の個性的なお墓

こんにちは。
すっかり気候も暖かくなり、桜が見頃な季節となりました。
 
桜が植えられている墓地や霊園では、淡く色付いた美しい光景が広がっています。
 
さて、先日テレビで『世界のお墓』について取り上げられていました。
もしかしたらご覧になった方もいるかもしれません。
 
放送された番組をみて、各国で死生観がまったく異なることに衝撃を受けました。
中には「これって本当にお墓?」と思うようなものも。
 
そこで、今回のアローズ通信では『世界のお墓』をご紹介させていただきます。
 
日本とはまったく違う死生観を持つ海外では、お墓の様子も異なります。
 

 
まずご紹介するのは、『陽気なお墓』ことルーマニアのお墓です。
有名なのでテレビ等で見たことがある方もいるかもしれません。
私たちのイメージするお墓とはまったく異なり、鮮やかな青色と装飾がとてもよく目立ちます。
死を悲しむのではなく生を讃えるというルーマニアの死生観が色濃くあらわれているようです。
青いお墓に絵が描いてありますが、これは生前の職業だったり、時には死因が描かれているとのことです。
故人が生きていた証を刻むのがルーマニアのお墓の特徴です。
 

 
次にご紹介するのはメキシコのお墓。
『イスラ・ムヘーレス(女の島)』と呼ばれる島にあります。
かわいらしい色合いは、ぱっと見ただけではお墓と分かりません。
悲壮感がうかがえない、明るい雰囲気が特徴です。
メキシコでは、古くから「死とは生の延長であり、その一部である」と考えられており、死を受け入れ生を存分に楽しむ、という死生観があります。
お墓の持つ明るさの背景にはそういった死生観が影響しています。
 

 
こちらはグアテマラのお墓です。
グアテマラとはメキシコの南にある中米の国です。
優しい色合いで、一見すると建物のようにも見えますがれっきとしたお墓です。
グアテマラの人々は、人の“死”というものを必ずしもネガティブに捉えるのではなく、明るく故人を送り出すことが死者へのリスペクトなんだ、という死生観を持っているそうです。
 

 
最後にご紹介するのはドイツのお墓です。
たくさんの花々が咲き誇っています。
まるで庭園に来たかのような明るさがお墓を包んでいます。
 
以上、世界各地の個性的なお墓についてご紹介しました。
 
古来より日本では、死を悲しいものと捉え、デザイン性や色を抑えたシンプルな和型のお墓が多く建てられてきました。
 
一方で現在では華やかさや手軽さ、カジュアルな雰囲気が注目を集め、樹木葬を選択する方が増えているのも事実です。
 
実際に弊社が運営する供養の総合窓口「くようのコトナラ」でも、樹木葬のお問い合わせ数は増加傾向にあります。
 
近年新しく建てられたお墓ではデザインや色合いも様々で、華やかな色使いやガラスなどの異素材を取り入れたお墓なども多く目にするようになりました。
 
『お墓離れ』が生じている今、お墓を持つ意味を提唱していくことも必要ですが、アローズでは地域の石材店様と一体となり、お客様に選ばれるお墓作りを考えて行きたいと頑張っています。
 
コトナラで得た情報やデータなどを用い、お客様の最新の傾向などをお届けして、お墓文化のお手伝いができればと考えています。
 
アローズ通信、今後ともよろしくお願いいたします。
 

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