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アローズ通信vol.61:「他業種に学ぶイベント集客術」
- 2025.05.1 | メールマガジン
さて今回は、イベントにまつわるお話です。
先日、ある住宅メーカーのイベントに参加した際に「なるほど!」と思う仕掛けを体験しました。
住宅、ブライダル、葬儀など人生の大きな節目に関わる商品やサービスを扱う業界では、お客様との関係性を大切にし、紹介につなげるために「イベント」が積極的に活用されています。
こうした仕掛けを通じて来場者の心を動かす工夫は、石材業界でも活かせるヒントがたくさんあると感じました。
きっかけは自宅を新築した時にお世話になった某住宅メーカーから届いた広報誌の封筒の中に、小さな南京錠のカギが入っていたのです。
この住宅メーカーでは、新築やリフォームをされたお客様に向けて、定期的に暮らしに役立つ情報をまとめた広報誌を送付されています。
たとえば「真夏に家の中に侵入してくる蟻の対策方法」など、日々の生活に役立つちょっとした情報が載っていて、つい読みたくなるような内容です。
年に数回広報誌が届きますが、そこにイベントの告知が含まれていることがあります。
今回私が訪れたイベントでは、冒頭にご紹介したように広報誌に南京錠のカギが同封されており、会場には南京錠のかかった箱式のロッカーが準備されていました。
来場者は1つロッカーを選び自身で南京錠を開け中の景品をGETする仕組みです。
こういったゲーム性のある仕組みはやはり子供に受けが良く私が行った時もお子様連れの方が大半でした。
またロッカーの設置場所も工夫され、会場に入るとまず新商品が並べられており、順路を辿りながら商品案内をしていただきました。
更に奥に進むと(子供の)目的だったプレゼントロッカーに辿り着きます。
このイベントの仕組みをまとめると…
・ゲーム性のあるプレゼント企画で集客
・動線設計で自然に商品やサービスの紹介
・最後は飲食(お汁粉・うどん)のふるまいで満足度アップ
というように、来場者の興味を引きながら企業のメッセージを届ける“導線づくり”がしっかり設計されていました。
このような規模のイベントを石材店様単独で行うのは、少しハードルが高いかもしれませんが、こうした取り組みは「来ていただくきっかけづくり」や「他店との差別化」にも大きくつながるのではないかと感じています。
実はこうした仕組みは、「今すぐお墓を建てたい方」に向けたものと思われがちですが、会場での何気ない会話から、お墓のクリーニングやメンテナンス、将来的な墓じまいなどのご相談につながることも少なくありません。
ご来場いただいた方が、数か月後、数年後に「あのときの石材店さんに相談してみようかな」と思い出してくださる。
また、ご家族や知人にその体験を話してくださることで、口コミやご紹介につながる可能性もあります。
アローズではこれまでも、相談会や各種イベントをサポートさせていただいた実績がございます。
イベントの企画から、広告物の制作、当日のレイアウトのご相談まで、まるごとお任せいただくことも、アイデアベースから一緒に考えることも可能です。
「興味はあるけれど、何から始めたらいいか分からない」そんな場合も、どうぞお気軽にご相談ください。
アローズはこれからも、社員一丸となって石材店様のご活動をサポートいたします。
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