NEWS
vol.14:新型コロナウィルスによる石材業界への影響
- 2021.06.2 | メールマガジン
こんにちは、アローズです。
報道などで皆さまもご存知の通り、現在、インドでは第2波として新型コロナウィルスの変異株が猛威をふるっています。
そんなインドの状況は、石材業界にも影響が出てきています。
インド材原石の値上がりです。
価格上昇の理由として、3つの要因があげられます。
まず1つ目に、以前のアローズ通信でも取り上げた『海上運賃の高騰』
2つ目に、政府から出された外出禁止令による『原石の採掘量・流通量の減少』
インドの多くの町はロックダウンが続いており、地域によっては原石丁場も全面的に封鎖されています。
北部ではニューインペリアルレッド、南部ではアーバングレー・ハッサングリーンなどの原石を扱う丁場が採掘を停止しています。
そして3つ目が『原石の石質不良によるコスト高』
一般的に中国の原石会社は、原石を仕入れる際、現地にて検品を行いながら原石を選りすぐっていました。
しかし今は現地に行けないため、インドの原石会社が検品を兼ねて選定しています。
インドの原石会社は検品・検尺が甘く、中には検品すらせず出荷しているようです。
結果、中国の原石会社は質の悪い原石を仕入れることになり、コスト高に繋がっています。
以上、3つの要因により、すでに1割程度、原石価格・製品単価の値上げが始まっています。
こうした状況が改善されなければ今後も原石価格の上昇が続く見込みです。
ARROWSでは、今後も中国側と情報を共有し、インド材のみならず、幅広い石種を安心してご案内出来るよう取り組んでまいります。
現在はGKグレー、タングレー等の石種をお勧めしております。
サンプルや詳細が気になられる方は担当営業にお声掛けください。
私たちもコロナウイルスの早期収束を願いつつ、今後も情報収集を行いながら皆さまへ随時ご案内していきたいと考えています。
アローズ通信、今後もご愛読よろしくお願いいたします。